箸の持ち方で「育ち」が分かるなんて昔の人は言いました。おそらく、親子で一緒に食事をする時間がなかった=親の愛情が行き届かなかった家庭という意味なんでしょうね。若かりしとき、アメリカ大使から独立記念日のパーティに呼ばれました。
その時、私は恥ずかしい思いをしました。ナイフが残るのです。
後ろには給使がつきます。隣のアメリカ人の白髪の紳士をちらっと見ながら、ナイフがあまらないように真似たのでした。そんな時、思いだしました。そう言えば、映画「プリティーウーマン」でこんなシーンあったことを。ジュリアロバーツ扮する主人公が高級レストランで食事をする。まさにその取り方が分からないというあのシーン。その時に、自分に子供ができたら、このような恥ずかしい思いはさせたくない。そんな想いから作られたのが、この「テーブルマナーセット」です。
実は思いもよらず、このテーブルマナーセットは欧米の人にスゴイ人気。「うちのキッズに必要だねー」「うちも」「うちもー」なんて、共感の声が次々あがり、今となっては、米国の美術館のパーマネントコレクションになるまでの評価(思いもよらず)されているのです。
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1. カトラリー順位不動
肉用、魚用、デザート用があるから順番間違えないでね。余ったり、足りなくなります。
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2. 皿持ち
洋食器のお皿が重いのは、持たないため。皿持ちはイヌ食いーなんて言われます。
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3. スープのがぶ飲み
スプーンは手元から押し出して飲みます。
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4. ご馳走様のポーズ
食べ終わったら、フォークとスプーンは揃えます。
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5. 休めのポーズ
もし中座したい時は、ナイフとフォークは下の絵のように交差させて置きます。